打診調査と赤外線調査の使い分け
外壁調査の方法として、赤外線サーモグラフィーによる「赤外線調査」は、これまでの「打診調査」と比べコストを大幅に軽減することができます。
ゴンドラの設置や足場を組む必要がないため、安全面においても配慮されています。
調査する建物の周りに建築物がない場合にはこの赤外線を使った調査は効果的です。
但し、赤外線を利用するということもあり、直射日光の当たらない北側の面においては一定の外気温が必要なため、調査に適した時期を選ばなければなりません。
建築物を調査するにあたっては、目的により赤外線法と打診法を使い分ける必要がありますが、打診音が問題となるような建物には「赤外線調査」が適しています。
作業日数に関しても「打診調査」と比較すると短期間であり、また建物内のプライバシーを損なうこともありません。